会社設立で大変だったこと その1
― 電子定款の認証に挑戦してみた ―
1. 公証人役場で行う「定款認証」
会社を設立するには、まず公証人役場で定款を認証してもらう必要があります。
認証された定款をもとに、法務局で会社設立の登記申請を行う流れです。
私は今回、紙の定款ではなく「電子定款」で進めることにしました。
電子定款の場合、印鑑を押す代わりにマイナンバーカードの電子証明書で署名する手続きが必要になります。
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電子定款は、データとして保存ができること、会社設立登記の際に収入印紙代4万円が不要になるところが大きなメリットです。他方、認証の際に使い慣れない申請総合ソフトというアプリケーションを使用する必要があるためITリテラシーが求められます。自身で解決の自信がないとハードルが高いと思います。
2. 最大の壁:Macで電子定款を作る
ここで最初の問題が発生。
電子定款作成に必要な「申請用総合ソフト」は Windows専用。
しかし私のPCは MacBook Pro。
そこで調べてみると、Macでも「Parallels」という仮想環境ソフトを使えば
Windowsを動かせることがわかり、さっそく導入。
無事にWindows環境が整いました。
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しかしながら初めての環境に慣れるまでは1日かかりました。
3. 電子証明書の読み込みトラブル
電子定款には、マイナンバーカードから電子証明書を読み込んで署名する必要があります。
ICカードリーダーを購入して試してみたものの、
毎回USBの接続をWindows側に「割り当て」直さないと認識が切れてしまうなど、
なかなかスムーズに進まず…。
何度もやり直して、ようやく電子署名の付いたPDFを作ることに成功しました。
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その他、MacBook Pro側にインストールされたAdobe Acrobat以外にWindows環境でのAdobe Acrobatをインストールする必要があり、さらに追加のプラグインも必要になり、この段階でもかなりの時間を費やしてしまいました。全てはこの環境の理解がついていかなかったからだと思います。
4. 公証人役場へ送信…しかしエラーの連続!
次に、そのPDFを「申請用総合ソフト」で公証人役場へ送信。
ところが、送るたびに「中止」「却下」の連続。なんと8回も跳ね返されました。
原因は「電子証明書の付け方」が正しくなかったこと。
サポートデスクに相談したところ、
PDFに電子署名を付けるためには Acrobatに専用プラグインを追加 する必要があるとのこと。
しかも、そのプラグインは Windows専用。
Mac側のAcrobatでは使えません。
5. プラグインの導入と最終成功
Windows環境のAcrobatを改めてインストールし、
プラグインを設定 → 認識させるまでにもひと苦労。
やっと正しい形式で電子署名を付けて送信したところ、
ついに「審査中」のステータスに!
ちなみにプラグインの設定はAcrobat内の「メニュー>環境設定>署名>作成と表示方法の詳細…>デフォルトの署名方法を」SignedPDFに設定
その後、同じ環境設定の中のセキュリティ(拡張)>起動時に保護モードを有効にするのチェックを外す」が必要
ただし、最後にもう一つ罠が…。
ファイル名が31文字以内(半角) でないと受け付けてもらえないとのこと。
私は日本語ファイル名にしていたため再びエラー。
英字15文字ほどに直して再送し、ようやく受理されました。
6. 1日半の格闘の末に
トラブル続きで丸1日半かかりました。
午前中にうまくいかなければ司法書士さんにお願いしようと思っていたところ、最後の最後でなんとか通過。
これで「審査中」となり、ようやく先が見えました。
7. 今後の流れ
このあと、内容に不備がなければ公証人役場から連絡があり、面談・支払いを経て定款認証が完了する予定です。
🏢 次はいよいよ「会社設立登記」へ
ここまで、電子定款の認証手続きについてお話ししてきました。
次はいよいよ法務局での「設立登記」の段階になります。
この部分もまた、実際にやってみると細かい注意点や思わぬ落とし穴が多いので、その体験も詳しくお伝えできたらと思っています。
💻 Macユーザーの方へ伝えたいこと
今回のように、Windowsを使っている方は比較的スムーズに進められると思います。でも、私のように Macが好きで使っている方 にとっては、
どうしても「Windows専用の行政ツール」に戸惑う部分が出てくるんですよね。
だからこそ、同じようにMac環境で会社設立を進めたい方に、「どこでつまずきやすいのか」「どうすれば乗り越えられるのか」というリアルな情報をお届けできればと思っています。
💡 専門家に頼む?自分でやる?
会社設立の流れは、
1️⃣ 公証人役場での定款認証
2️⃣ 法務局での登記申請
と、複数の機関をまたいで進める手続きです。
全体の流れを把握しているのは、やはり 司法書士さんや税理士さん。
もちろんお願いすればスムーズに進みますが、その分コストもかかります。
私自身、なるべく自分でできる範囲でやりたかったので、同じように「費用を抑えたい」「手続きの全体像を理解したい」という方に、この経験を共有したいと思っています。
🎬 最後に
公証人役場や法務局など、それぞれの機関に質問することはできますが、それぞれ「自分の担当範囲」しか教えてもらえません。
だからこそ、一連の流れを 自分で俯瞰して理解する ことがとても大切だと感じました。
次回は、いよいよ 「設立登記」編 です。
実際に法務局での手続きの流れ、必要書類、そして注意点などを詳しくお話しします。
では、今日はここまで。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
また次回お会いしましょう。



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