娘家族の部屋探しー昨日ご案内した戸建て内見のこと
今日は、地元のお客様をご案内した時のことを書いてみようと思います。
お客様は、ご自身が住むためではなく、娘さん家族に近くへ引っ越してきてもらえないかと考えて、お部屋を探されていました。
娘さんは3人。お孫さんもたくさんいて、今はそれぞれ少し離れた場所で暮らしているそうです。お孫さんのお世話をする際は車で向かっているとのこと。
家族の近くで暮らしたいという思い
お父様は透析治療のため定期的に病院へ通われています。また、お母様は循環器の疾患があるとのこと。『いつどうなるかわからないな〜遺言の話もでたことがあるんだ』と笑いながらお話しされていましたがそれほど年齢の変わらない私には自然な会話に聞こえました。まだ元気に動かれていますが、「これから先、娘たちや孫の近くにいていつでもお世話ができるようにしたい」と話されていました。
昔ながらの戸建てとの出会い
昨日見に行ったのは2軒の戸建て賃貸物件でした。
1件目は、昔ながらの造りの古い戸建て。今どきの新築のような綺麗さではありませんが、どこか懐かしく、私は個人的にとても好きな雰囲気の家でした。賃借人様が自身でDIYできる、かなりレアな物件、ロケーション、向き、小さな和風のお庭付きです。ただ、すでに申し込みが入っていて、ほぼ決まっている状況とのこと。それでも「まだ契約まではいっていないから、もしかしたら…」と少し期待を残しながら見学しました。
実際に見ると気持ちが変わることもある
2件目は、とても綺麗にリフォームされた戸建てでした。エアコンも新品で複数台設置され、大家さんもすぐ隣に住まわれていて、安心感のあるお家でした。
ただ、お父様は「娘たちは荷物が多いからなあ」と少し心配されていました。でも、お話を聞くと現在はアパート暮らしとのこと。アパートと戸建ではスペースが格段に違うこと、そして、ご家族について雑談しているうちに、なんとなくイメージが湧き「実際に戸建てを見たら、気持ちが変わるかもしれないですね」とお話ししました。
不動産の仕事の奥にあるもの
そして昨日のお客様は実はご自身でいくつか不動産を所有されていて、「病院の近くに小さな部屋も借りたいんだよね」と、また別のお話もされていました。
不動産仲介の仕事、特に賃貸に関しては「物件を紹介して契約して終わり」というイメージがありました。でも実際には、その背景には家族のこと、老後のこと、病気のこと、子育てのこと、いろいろな人生があります。
私自身の引越しとも重なった
実際私自身、孫のお世話をするために娘家族のすぐ近くに引っ越してきた経緯があるため今回のお客様の事情は痛いほどよくわかります。そして、暮らす場所で目的を果たして毎日を過ごす、そんな毎日の中で様々な出来事や思いが生まれる。
これまでの私は職場に近い場所、住んでみたかったマンション、海の近くに住みたいから、寂しいから、一人で自由気ままに暮らしたいから….完全に自分軸で決めた引越し。でも人生を積み重ねていって今回は他者に軸を置いた引越しになった。
地元で仕事をするということ
正直、不動産会社を始める前は、こんなに深い思いを感じるとは思わなかった。まだ始めたばかりだけど、いろんな思いや学ぶことがあるたびに、やりがいを感じ、想像以上に深い世界だと改めて思う。
地元で仕事をしていると、単なる一度きりの取引ではなく、少しずつ人とのつながりができていくのかもしれない。そんなことを感じた一日でした。



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